佳代/ 純情商店街の思い出
思い出とリンク している曲、その一
佳代/GOING STEADY
わたしはこの曲が大好きだ
歌詞の中に「あなたを乗せて自転車漕いだ真夜中の純情商店街」とあるのだが、実際に純情商店街に行ったこともある
3年付き合った人と別れ自暴自棄になり 狂ったように飲み会を重ねていた 20歳の夏のこと
ゴイステがきっかけで2つ上の先輩と仲良くなった
周囲に音楽の趣味が合う人がいなかったのと、ストレートに口説かれたのとで 私のエンジンに拍車がかかった
高円寺に一緒に行きましょう と誘ったのは私からだった
そのときまでは確かに気になっていたのに
いざデートをすると 先輩の一挙一動が気になった
私も幼かったのだろう、無意識に別れたばかりの彼と重ね合わせていたのもあった
結局 付き合うことはなかったのだけれど
今でも「佳代」を聞くと 7月の高円寺がすごく暑かったこととか、そのとき着てたワンピースとか、
先輩と食べたたい焼きとか、一緒に行った沖縄居酒屋とかが
浮かんでくるのです。
そんな曲は 他に あまりないのです。
プレゼント-いくえみ綾読み切り傑作選
漫画を買う習慣のない私の数少ない所持本のひとつに、いくえみ綾の読み切り傑作選がある
そのなかの「プレゼント」という作品がすごく好きだ
主人公は、中学時代好きだった人と5年後再会するのだが
実は両思いだったことを彼から聞かされる
「昔のことは読みおわった本みたいにすべておわって出来上がってる物語」
「気に入ってなつかしくて読み返しても結末は同じ」
こんなにしっくりくる表現もなかなかないなー といたく感心した覚えがある
初恋は初恋のままで